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極めた人の言葉

昨日の『報道ステーション』。

イチロー選手のインタビューは興味深かった。

イチロー選手が、春先は調子が上がらず、5月頃から次第に調子良くなってくることが多かった理由。
それは、キャンプで筋肉をつけすぎて、春先は体のキレが悪かったからだ、と。

5月頃になると、ウエイトトレーニングをやっていられなくなり、筋肉が減り、その分体のキレが良くなって調子が出て来た、と。

だから、筋肉のつけすぎは絶対に良くない。しかし、このことに気づくまでには7~8年はかかった、と。やはり、自分で体験しないと、本当に分かるようにはならない、と。
筋肉だけつけても、関節や腱はそのままだから、どうしても無理が生じる、とも。

なるほど。考えてみれば当たり前のこと。
多分、プロに限らず、野球のコーチや監督ならば多くの人が同意するかと思う。

「当たり前のこと」として知っていることかもしれない。


さらに、

ライトから3塁へ矢のような投球で走者の進塁を阻止するあのレーザービーム投球について。
球に逆回転(スライス回転)を意識してかけている、と。

なるほど。スライス回転をかければ、ボールはなかなか落ちない。でも、これって球技をしている人なら誰でも知っていることだろう。ホームランバッターはボールの少し下を打つ。スライス回転をかけるためだ。ピッチャーの投げるストレートも同じ。テニスのスライスしかり。

球技をする人なら「当たり前のこと」として、コーチのみならず、大半の選手が知っていること。

さらに、バッティング。

ボールを打つ時には、バットは一番最後に出るようにする。体が先でバーッとは一番後だ、と。

これも、コーチ達が口を酸っぱくして繰り返し選手に言っていることだろう。野球に限らない、テニスでも同じ。道具でボールを打つ競技なら皆同じだろう。誰でも知っていること。

「当たり前のこと」として皆が知っていること。

知っていることと、実行することとの余りにも大きな差よ。

イチロー選手は今42歳だという。
大リーグの記録を次々と塗り替えてきた。

そのイチロー選手の言葉の中に「特別なこと」など一つもなかった。
そのことが却って新鮮だった。そして、だからこそ、その言葉に重みがあった。

それを、いかにも楽しそうにキラキラした目で語るイチロー選手。
42歳にして「野球少年」の目をしていた。

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プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

2019年合格実績
前橋高校1名、前橋女子高校1名、高崎高校2名、高崎女子高校2名、群馬高専2名、新潟大歯学部1名、中央中等1名(その他・過年度分は下のホームページからどうぞ)

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