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前期試験での注意点

公立高校前期試験が近いですね。

前期試験での小論文、作文を書く際の注意点を確認しておきましょう。

まず、何を聞かれているのかを正確に把握すること。

要約しなさいと言う問いに対して自分の考えを紛れ込ませたら大減点です。逆に、あなたの考えを述べなさいという問いに対して、本文の要約や内容反復に終始していたら、これも大減点です。

聞かれていることに答える。これができなければ、高倍率の前期試験において頭一つ出ることは絶対に不可能です。

それと、課題文は重要な所には傍線を引きながら読むようにしましょう。これもやらない受験生が意外と多いのです。課題文を何度も読み返す時間はありません。1回目の読みが非常に重要です。1回目の読みで課題文の主題が一言で言えるくらいにしておきたいものです。課題文の言わんとしていることを正確に読み取れていなければ、作文自体がずれたものになるのは当然のことです。

さらに心配なことを付け加えておきます。

作文が得意な人にありがちな次のような失敗です。

課題文をちょっと「ヒント」にしただけで、大きく飛躍した持論を展開してしまうという失敗。出題者はある課題を与え、その範囲内で議論を展開させようとしています。つまり、話題を「絞って」いるのですね。それなのに、その範囲を大きく逸脱して自分の得意分野に話を引き込んでしまう。そして、その話をガンガン展開してしまう人がいるのです。これは大減点というよりは、採点不能状態といってもよいでしょう。怖いのは、このような作文を書いている人は結構得意になって書いているという点です。つまり、試験後には自信満々状態になっていたりすることです。期待度が大きいだけに評価されなかった時のショックが大きいのです。

次は書き慣れていない人がよくやる失敗をひとつ。

それは、自分の考えを書くという課題で多くを書き過ぎること。これも試験後にはうまくいった感が強すぎて、期待度が高まり失敗したときのショックが大きくなります。自分の考えを沢山書けば書くほど評価が高まると勘違いしている人って意外と多いのですね。事実はむしろ逆です。沢山書けば書くほど「羅列」状態になります。したがって、何を訴えたいのかがぼやけてくる。訴えたいことの内容がぼやけている作文の評価は、当然最低ランクになります。言いたいことは絞り込むこと。言いたいことを沢山思いついても「泣きながら」一つに搾り、それを「あらゆる角度から」訴えるのです。

前期試験では字数がかなり抑えられています。受験生は字数が少ないと楽だと考えがちです。実際はむしろ逆です。原稿用紙を埋めただけで安心してしまう危険もあります。字数が少ないということは、言いたいことを徹底的に絞り込む必要に迫られているということに気づいて欲しいのです。つまり、無駄をそぎ落とす苦しい作業を経たうえで、捨てるに捨てられない文章だけが原稿用紙の上に生き残るのです。間違っても構想もそぎ落としも何もしないでいきなり書き始めるようなことはしないように。そうかと言って、いつまでも構想を練っていたのでは時間切れになります。過去問を参考にして、構想を練る時間、そぎ落とす時間、それぞれ何分くらい使うのが適当か自分なりに計算して問題の端の方にメモしておくくらいの慎重さは必要でしょう。構想を練る段階で余白に文章を書きながら進めるのが効率的でしょう。一部の文章はそのまま原稿用紙に流し込めるからです。

このような戦略は中央中等受験生にも伝えていることです。小学生にこれを要求するのはつらいのですが、高倍率の入試ではこれくらいのことが期待されているのでしょうね。


今日も朝早くから塾生が自分と戦って行きました。

戦いの本番が近い。

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プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

2019年合格実績
前橋高校1名、前橋女子高校1名、高崎高校2名、高崎女子高校2名、群馬高専2名、新潟大歯学部1名、中央中等1名(その他・過年度分は下のホームページからどうぞ)

* お問い合わせは下記問い合わせバナーからどうぞ。
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