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身が入ってなかったドリフターズの踊り

『8時だよ!全員集合』のオープニングの歌。

土曜夜8時の時報と同時に、いかりや長介の「8時だよ」との言葉を受けて、会場全体が「全員集合!」と声を合わせてスタートする。
次に、出演者全員が舞台上でお馴染みの歌を声を合わせて歌い、踊る。

毎週、お馴染の光景。

これを毎週見ていた私には、ひとつ不可解なことがあった。

それは、

ドリフターズ5人の表情。

無表情。

5人とも歌に身が入っていない。
なんだか上の空。
心ここに在らずで歌い、踊っている。

私にはそう見えた。

満員のお客さんを前にして、最高のパフォーマンスを見せるべき舞台だ。
そしてそのスタート。
何故、もっと笑顔を振りまかないのか。

日本一のコントがこれから始まろうとしているのに。
何故、お客さんを笑顔で迎えないのか。

どうして、身が入らず、上の空で、心ここに在らず、なのか。
(私にはそのように見えてしまった、ということ)

その謎?が、

今日解けた。

それは、

直後に始まるコントのことで頭が一杯だったのだ。
やり直しのきかないコント。
満員の子供達の期待。
テレビカメラの向こうにいる子供達やその親達の目。

様々なものがプレッシャーとなってドリフターズから笑顔を奪っていたのだ。

スタッフの一人が「本番直前は異様な緊張感だった」と明かしてくれている。

それはそうだったろう。

あの、アクロバティックなコントを一発で決めなければならない。
一度だけの本番。
それも、会場やテレビ前のファンの期待以上のレベルで。
何度リハーサルしても安心できるはずはない。

プロとはこういうことか。

プロは凡人では到底到達できないことを、いとも簡単にに成し遂げているように見える。
私達素人は「プロなんだから当然」というくらいの視点でしか見ていない。

プロはラクラクと難しい仕事をこなす・・・・・・というように私達には見えてしまう。
プロなんだから当たり前・・・・・と私達は勝手にみている。

しかし、

プロがプロの仕事を「いとも簡単に見える」レベルでこなせるまでには、
足が震えるような緊張感を乗り越えているのだ。

逃げ出したくなるような緊張感。

一度きりのパフォーマンス。
失敗は絶対に許されない。

この積み重ねでしか鍛えられない。
この積み重ねでしかプロは育たなない。

コント直前の歌。
これはオマケだ。
失敗が許されないコントの直前で、ドリフターズの5人は緊張のピークだった。

その瞬間が土曜の午後8時丁度。

コントは失敗が許されない。
オープニングの歌と踊りは「心ここに在らず」が許された。

勿論、私の勝手な解釈です。
悪しからず。

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プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

合格実績(2012年~2020年までの合計)前橋高校4名、前橋女子高校8名、高崎高校5名、高崎女子高校7名、群馬高専5名、渋川高校20名、渋川女子高校17名、高経附高校3名、前橋育英S4名(中学受験については初年度からの合計で中央中等8名、佐久長聖中8名それぞれ合格、大学受験については、群馬大、埼玉大、茨城大、信州大、新潟大、静岡大、早稲田大、慶応大、津田塾大、東京女子大、明治大、法政大、成城大、東洋大、獨協大等多数合格・詳細は下のホームページからどうぞ)

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