FC2ブログ

『走れメロス』

中2生は『走れメロス』の学習が終わったか、終わりそうか。
そんな時期かと思います。

光村図書だけではなくて東京書籍でも『走れメロス』を扱っていたよな、と思ってちょっとチェックしてみてビックリ。
何と、国語教科書の出版社5社中4社で扱っていました。

『走れメロス』を扱っていない1社は、代わりに夏目漱石の『坊ちゃん』を扱っています。

それにしても国民の大半が学習したことのある小説。
しかも、中2のほぼ同時期に学習している。
恐らく30年くらいは多くの出版社で扱い続けている。
ということは、今日本で生きている人の9割以上が学習した教材。
しかも古典ではない。

そんな教材は他にありません。

ある意味、国民的小説。

芥川賞が欲しくて欲しくて、結局受賞に至らなかった太宰治。
歴代の芥川賞受賞者以上に評価されています。

その『走れメロス』。

ストーリー自体は複雑ではないし、その展開もある程度予想されるものなのに、評価が高い。
読み返してみると、登場人物の心の動き、葛藤の描写が丁寧かつ簡潔。
つまり、必要十分なのですね。
必要かつ十分な短いセンテンスで畳みかけて次へ次へと展開が進む。

音読しながら鳥肌が立つ小説ってそうそうありません。
最初から音読を想定して書かれた小説ですね。

何年経っても、中2の教材から『走れメロス』だけは残り続ける。
うなずけます。

『斜陽』もまた太宰治の代表作。
雰囲気のあまりの違いに驚かされます。

『坊ちゃん』も『こころ』も夏目漱石の代表作。
この二つも流れている空気感が全く異なる。

プロの仕事はこういうものなのですね。

松任谷由実さんの曲は誰か聞いても「ユーミン調」です。
どの曲もユーミンらしい曲なのにどれ一つとして似ていない。

そういえばビートルズの曲もそう。

どれも名曲でビートルズならではの曲。

聴いた瞬間にビートルズって分かる。
それなのにどれ一つとして似ていない。

プロは仕事として「作ることができる」人達なのでしょう。



さて、中央中等入試はまあ予想通りの内容でしたね。
十分にトレーニングを積んだ受験生にとっては戸惑う内容ではなかったでしょう。
あまり、差がつかないかな。

プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

2019年合格実績
前橋高校1名、前橋女子高校1名、高崎高校2名、高崎女子高校2名、群馬高専2名、新潟大歯学部1名、中央中等1名(その他・過年度分は下のホームページからどうぞ)

* お問い合わせは下記問い合わせバナーからどうぞ。
* 齊藤塾ホームページへは下のリンクからどうぞ。

最新記事
齊藤塾へのお問い合わせ
齊藤塾ホームページ
月別アーカイブ
カテゴリ
QRコード
QR
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
最新コメント