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国語教科書

最近、国語教科書から読み物が削減される傾向にある。

それに代わって登場してきているのが討論もの。

「学級討論会」「意見を聞いて考えを深める」「意見文」「提案文」などなど。
小学校低学年や幼稚園でも、発表しては友達の良い点を出し合ったり、と。

流行というよりは、今の教育の方向性が明確に表れていると理解すべきだ。
まあ、PISAだろう。

ディベートやプレゼンが立派にできるように、幼児のうちからその下地作りをしようということなのか。

将来、できれば英語で、物怖じせずにプレゼンできる人材を育てたい、とか。

勿論、必要なことではある。
まあ、出る杭打たれる日本社会とプレゼン教育とをどうバランス良く渡って行ったらよいのか、とうい問題は残るが。
きっと、「そこをバランスよくやってください」とでも言うのだろう。

ただ、

読み物を削減してまで「国語の」教科書に載せるようなことなのだろうか。
学級会や道徳の時間ではなくて「国語」にしたかった理由はどこにあるのか。

そんなことを考えたり言ったりする人はあまりいないだろう。
教師の中には勿論。
塾人の中にも勿論。
皆無だろう。

だから、私がブログを書く意味もあろうかというもの。

小3では小3に、小6では小6にふさわしい読みものがある。
それらを外してまで話し合いやプレゼンの練習をすべきか否か。
その検討なしに今の国語教科書はできている。
そう、思う。

読み物をじっくり読む。
それは考えるということだ。
考えることと話し合いは同じではない。
当たり前だ。

自分と向き合う孤独な作業を避けてはいけない。

例えば、
小3の時に読んで欲しい本をすっ飛ばして、別のことに忙殺されるとする。
人生で小3は二度と訪れない。宿題を残したまま小4になる。
勿論、外からは分からない。

読むことは考えること。
小3は小3の頭で「考える」という作業をじっくりやらせてやりたい。

読み物はそのためには欠かせない。

プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

2019年合格実績
前橋高校1名、前橋女子高校1名、高崎高校2名、高崎女子高校2名、群馬高専2名、新潟大歯学部1名、中央中等1名(その他・過年度分は下のホームページからどうぞ)

* お問い合わせは下記問い合わせバナーからどうぞ。
* 齊藤塾ホームページへは下のリンクからどうぞ。

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