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土の感覚

私達現代人の生活が、土から離れて久しい。

土のことについて考える時間が、殆どなくなってしまっている。

食物は土からできる。
植物は勿論のこと、動物の肉だってその餌は植物だったりする。

その食物で私達の体は作られる。
つまり、私達の体は元をただせば土からできている。

土を大切にしない民族は、大変なしっぺ返しを食らう。
土を大切にしないということは、私達自身の体を粗末に扱うことを意味するから。

例えば温室。

促成栽培に限らず、温室で作物を栽培することは珍しくなくなった。
しかし、農家以外の人で、温室の土をまじまじと見たことのある人がどれくらいいるだろうか。

温室の土は部分的に白くなっていることがある。
塩害だ。
土が塩をふいているのだ。
土に撒かれた水は全てが下に行くわけではない。
少量の水の場合は上層部に留まる。分子間力だ。
つまり、濡れたままになっているようなもの。
そして、最上部の水が蒸発すると、毛管現象で上がって来て次々と土の表面から蒸発して行く。
この水は土壌中の塩分を含んだまま上がって来るが、蒸発するのは水だけだ。
従って、塩分は土の表面に取り残されてしまう。温室の土が白くなるのはそのためだ。
塩辛い土に植物は育たない。
塩分を大量の水で洗い流すか、客土によって土を取り換えるしか対策はない。
(私達も部屋の植物などに中途半端な水やりばかりしていると、ミニ塩害を経験してしまう。)

ビニールハウスを利用している農家は皆この塩害と戦っている。

「じゃあ、水耕栽培にすればよいではないか」
と言いたいだろう。が、今日は水耕栽培については触れない。

今日、言いたいことはただ一つ。

そういうことを知った上で、食物を食べて欲しい、ということ。
ビニールハウスの農業は土を痛めつけることがある、という事実を知った上で食べて欲しい。
土を軽んじないためには、まずは土を思うこと。土を知ること。

ビニールハウスを全面否定しているわけではない。

ビニールハウスが余りにも一般的になってきている。
しかし、そこに問題点もあるのだということに思いを馳せる人が増えたら嬉しい。
人工的に亜熱帯気候を作っているような面もあるのだから。

いずれ「耕盤」の話も書こうと思う。


13日に高崎高校で塾長対象の説明会ありました。
前期試験における配点の詳細。後期試験における傾斜配点の詳細等々。
詳しくは「みんなの学校」のサイトに譲ります。どうぞお読みください。





プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

2019年合格実績
前橋高校1名、前橋女子高校1名、高崎高校2名、高崎女子高校2名、群馬高専2名、新潟大歯学部1名、中央中等1名(その他・過年度分は下のホームページからどうぞ)

* お問い合わせは下記問い合わせバナーからどうぞ。
* 齊藤塾ホームページへは下のリンクからどうぞ。

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