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「自分で、自分で」



幼児が言葉を覚え始めた頃、よく「自分で、自分で」と言って何でも自分でやりたがります。
私の子供もそうでした。

「自分の体を使って」体験してみたい。
その欲求がとても強いのですよね。

ぎこちない様子でやるのを見かねて、親が勝手に手伝おうものなら、親のやった部分を全て元に戻してから、「自分だけで」やり直そうとするのです。親の持っているものを全て奪って、一人でやろうともします。

そのくらい、自分の体を使って体験することに拘るのです。

自分で体感したことは体が覚えています。
成長するにつれて「自分で」とは言わなくなりますが、体を使って経験したいという欲求は変わらない。

人は失敗から学びます。
体を使って失敗したときには、その記憶は体全体に保存されます。
そこに「学び」があるのだと思うのです。

私は塾生達を指導するときには、この体の記憶を大切にしたいと考えています。
だから、時間の許す限り「自分で」考えさせ、体感させ、体で失敗を記憶させたいと考えているのです。

指導者というものは経験を積めば積むほど、生徒達のミスのパターンが情報として蓄積されて行きます。そうすると、生徒がそのミスのパターンに落ち込まないように先回りして指導したくなるものです。よちよち歩きの幼児が転ばないようにと言葉のシャワーを浴びせかけている母親のように。

でも、それは良いことではないと考えます。

出来るだけ失敗させて、体全体に記憶させたいものです。
ちょうど、病気になることで免疫がついて体が強くなるように。

勿論、ワクチンで免疫をつける必要に迫られることも多いでしょう。でも、深刻な病気ではなければ、罹患することで免疫をつけさせたいのです。その方が自然だから。その方が本物だから。

先回りして失敗させないような指導は極力避けたいものです。
体を動かして体感すること、失敗することで体に記憶を刻み込むこと。
それが人を強くします。育つとはそういうことです。

勿論、時間の許す限り、という条件つきですが。
プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

齊藤塾合格実績・・・前高、前女、高高、高女、高専、渋高、渋女、高経附、佐久長聖中、中央中等、樹徳中、埼玉大、新潟大、群馬大、静岡大、高等工科他

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