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積ん読

中央中等入試が近いですね。

試験当日は駐車場が大変込み合います。そのつもりで早めに到着するよう、余裕をもって家を出て欲しいと思います。腕時計は持参した方が良いですね。

どの学校の入試にも言えることですが、入試を終えた塾生に「来年以降受験する後輩へのアドバイス」をお願いすると、「試験会場は大変寒いので防寒対策をしっかりと」などと書いてくれる人がいます。これは大人の責任ですよね。受験生が入試そのものに集中できるよう、学校側も配慮して欲しいものです。

佐久長聖中の本校入試も近いですね。一昔前の高校入試問題に酷似した問題がよく出ます。ご注意を。


さて、

今日は懐かしい文章に出合った。
森本哲郎さんの『読書の旅』の一節。

本は買ってきてすぐに読んではいけない。すぐに読むような本は実用書や参考書であって、自分の完成という最終目標のために読む本はガツガツ読んだら失礼だ。

近いところにある目的は切実だが、価値は大きくはない。遠くにある目的ほど価値が高い。近くにある目的は次の目的のための手段に過ぎない。

だが、この価値のある遠い目的のための読書は一見、無目的のように思える。それこそ価値ある読書なのだが。

というような内容。これ以上は直接お読み頂きたい。
(この文章、実はある地区の実力テストの問題だ。建前上、テスト問題は各学校作成ということになってはいるが、実質的にはほとんど同じ業者の同じ問題が出題されている。これから受験する学校があるといけないので、この程度にする。)

この文章はその昔、朝日新聞の天声人語でも取り上げられていた。読書法では多読、精読どちらが良いかという話題の中で、「積ん読」というものを称賛する内容だった。長年本棚にある背表紙だけを眺め続けていると、いずれ機が熟し読むべき時が来るというもの。やはり、本は慌てて読むべきではないという文脈だった。

社会状況を見ると、今は当時以上に「ガツガツ」しているような気がする。限られた時間でどれだけの情報の処理ができるか。入試はその最たるもの。いわゆる「仕事」も早さと正確さが求められる。そんな生活が当たり前になってくると、森本さんのおっしゃる「自分の完成」のことなど考える暇さえなくなりかねない。

入試情報の後半にこの話題ではなんともまとまりがないのだが。

実は、この天声人語。大学時代にスクラップブックに大切に保存しておいた。そして、当時家庭教師していた中学生に「自由教材」気取りで読ませたことがある。期待とは裏腹に、きょとんとされたのを覚えている。今思えば当然かもしれない。

この文章のおかげで、私は堂々と「積ん読」中心の読書法を貫き続けている。多くの本達が、機が熟すのを待っているようなのだが。

森本さんの文章は様々な教材に取り上げられてきた。
森本さんは残念ながら、比較的最近にお亡くなりになった。(弟さんは毎朝ラジオに出演なさっていますね。)

プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

2019年合格実績
前橋高校1名、前橋女子高校1名、高崎高校2名、高崎女子高校2名、群馬高専2名、新潟大歯学部1名、中央中等1名(その他・過年度分は下のホームページからどうぞ)

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