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期末テストはデーターベースから出題



自立型学習塾のメリット。

塾長が塾生の学習のようすを把握していること。齊藤塾のように、プリントのやりとりで教えていると塾生の現在での到達点を明確に把握できる。まあ、分かりすぎて怖いという面もあるのだが。逃げるわけにはゆかないのが塾長たる私の仕事。

一人一人の力が把握できていることで、その塾生がその単元での到達目標が私の頭の中に設定される。勿論、テストで100点を目指すのが理想かもしれない。しかし、塾生はその単元を「生まれて初めて」学習している。優秀な塾生でもその単元の全体像を掴める生徒はそう多くはいない。だから、私はプロとして、一人一人の塾生を見て、その塾生ならどこまでは最低限到達すべきかを明確に決めて指導している。塾生によっては100点は当たり前で、余裕があるなら将来的に必ず必要となってくる知識にまで触れておく。また、別の塾生には到達目標を92点に設定して、どんなに失敗しても92点を「下回らない」ように注意を払う。塾生にとっては初めて習う単元なのだから、ミスが出る危険性もある。それでも、どんなことがあっても92点、つまりなんとか通知表で5が貰えるレベルに目標を設定する。また、ある塾生の苦手科目では87点位を目標にすることもある。失敗しないことを最優先にして、基本的なことの反復を重視する。私の心の中に、プラス10点の欲が出てきそうなところを必死に抑えて、基本の反復を徹底する。苦手科目で87点取れれば大成功。私が欲を出したがために失敗した苦い経験を踏まえてのことだ。

私は駅伝をやっていたから良くわかる。箱根駅伝でも時々有名選手が「大ブレーキ」となる。その大学のエース級の選手が区間15位になったりする。最悪の場合は途中棄権。これは絶対にまずい。「来年はない」という選手も多い。厳しい言い方だが、失敗は許されないのだ。逆に言えば、大成功でなくても良いともいえる。区間1位を狙ったが、区間1位の選手から20秒遅れの区間3位だったとしても、「ああ、もうちょっと攻めることができたのに」などと悔しがっていられる。「反省」で済むことだ。区間1位を狙って3位ならOK。でも15位では言い訳がたたない。

期末テストもこれに似ている。受験も同じ。「来年はない」。この次はないのだ。大きな失敗は許されない。確実性を優先するのは当然のことになる。

期末テストのある単元で出題されることは決まっている。ただ、ここで注意すべきは、出題される「問題」が分かっているわけではないということ。当たり前だ。そうではなくて、イメージとしては大きなデーターベースがあって、その中から「選んで」出題されるような感じだ。選ぶのは教科担任の先生。45分で解けるだけの分量の問題を「選ぶ」のだ。当然、様々なレベルの生徒が受けるテストになるので、基本問題は必ず出題される。次に標準問題の中なら必ず出題すべき問題が入れられる。そして、最後の方に「差をつける問題」を付け加える。私が指導するうえで常々注意しているのは後者の二つ。

学校の授業ではこの部分の解説は必ずしも十分ではない。様々なレベルの生徒がいるし、まず教科書内容の導入に時間を取られるから、難しめの問題の解説には十分な時間がとれない。したがって、私の仕事はこの「後者二つ」を重点的に時間をかけて指導することとなる。実は、これがなかなか厄介だ。塾業界仲間からは「齊藤塾は優秀な塾生ばかりだから指導は楽だろう」などと言われることがあるが、何もしなくて「優秀」になった訳ではないのだ。塾生達も私も必死に戦ってやっとつかんでいる結果だ。何の世界でも同じだろう。

限られた時間の中で、優先順位を決めて抑えるべき部分を重点的に演習し、一人一人の到達にまでもってゆく。そう、92点取らせることができる生徒が85点ではダメなのだ。それでは私にとっても、塾生にとっても敗北。学校での学習で軽めに扱われかねない部分を重点的に演習し、データーベースの中の「どの問題」が出題されても「必ず」解けるように仕上げねばならない。だから、どうしても時間がかかる。反復も必要だ。「もう大丈夫」と私が判断できるまで到達させねばならない。

塾生が「ああ、この先生はこっちの問題を出してきたのね」とか「ああ、今年はこの問題になったんだあ」と言えるレベルまで、だ。導入を学校にお任せしているとはいえ、有名問題の全てを、私が気のすむまで演習させることは戦いになる。私にとっても塾生にとっても。塾生達は朝から学校の授業、部活、委員会の仕事などをこなしてからこの「塾での戦い」に挑む。

ちょっと長くなって来たので、続きは明日書きます。(たぶん)

プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

2019年合格実績
前橋高校1名、前橋女子高校1名、高崎高校2名、高崎女子高校2名、群馬高専2名、新潟大歯学部1名、中央中等1名(その他・過年度分は下のホームページからどうぞ)

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