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反復の必要性を知っている生徒




反復の必要性を何度強調してもなかなか理解しない生徒がいる。

一方で、

最初から学習というものには反復が必要であるのを大前提として学習に取り組んでいる生徒もいる。
「先生、この問題集を3回やりました。あと2回やります」などと言ってくる。

前提とするものが違う。

英単語の覚え方。

それは、一つ一つ覚える。それしかない。
それを当たり前と捉えて単語帳や単語カードを作り繰り返し練習して覚えてゆく生徒がいる。

一方、いつかまとめて覚えよう、とか、ゲーム機を使えば遊びながら覚えられるだろうといってなかなか学習を始めない生徒もいる。テスト前にゲーム機で一気に覚えようとしている。本人は要領がよいと思っているらしい。

英語は聞き流すだけで使えるようになると信じている人もいる。
プロゴルファーや大学教授も推薦しているし。
きっと、聞き流すだけで英語が使えるように工夫された素晴らしい教材なのだろう。

でも、

私達日本人は皆、「聞き流すだけで日本語を覚えたのでない」ということだけは事実だ。「日本に生まれれば、皆いつの間にか日本語が使えるようになる」と、実に多くの人が思っているようだ。アメリカに生まれれば「いつの間にか」英語ができるようになったのに、と。

とんでもない誤解だ。

日本人は「いつのまにか」日本語を覚えたのではない。大人(特に母親)が常に話しかけ、それに「対応して」言葉を使いながら少しずつ覚えてゆく。覚えることで、意思疎通、情報交換が楽になるのを肌で感じながら。聞き流して日本語が使えるようになった日本人はゼロだと断言できる。小学生でも幼稚園生でも周りの大人に言葉の意味を聞いたり、友達どうしで使いあったりして、「使いながら」言葉を覚えている。使いながら覚えなさいと教えられたわけではないのだが、皆そうしている。親だったら、子供に質問攻めにあった経験は皆持っているはずだ。

それなのに、

どうも日本人の学習する英語だけは例外のようだ。聞き流すだけでよいらしい。

英語圏の子供は英語を「使いながら」覚えているのに。

英語は大切だ。グローバルな時代には特に重要だ。当然だ。

しかし、日本人にとって日本語よりも英語が大切だなどという逆転はありえない。どうも「日本人だから日本語はできるので・・・」と考える人が多すぎる。公立学校で英語の時間数を増やすのに反対ではない。しかし、国語の時間を減らしてその分英語の時間を増やすとしたらそれには反対だ。日本人が人間らしさを失うリスクを負ってまで外国語の習得に時間をかけるべきではない。特に、小学校は日本語の土台作りの時期だ。日本人は日本語で論理を学んでいる。徹底的に日本語を鍛えたいものだ。
プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

齊藤塾合格実績・・・前高、前女、高高、高女、高専、渋高、渋女、高経附、佐久長聖中、中央中等、樹徳中、埼玉大、新潟大、群馬大、静岡大、高等工科他

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