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また同じ話で恐縮です

私は「飴と鞭」の教育を否定します。

このブログでも再三書いてきました。

飴と鞭の教育では、結局は学力は低下してしまうのです。

努力をすれば飴がもらえて、努力を怠れば鞭で打たれる。
飴と鞭の教育は、結局のところ「上から目線」で「人をコントロール」する発想なのです。そして結果として、そのコントロールさえもうまく行かない。力によるコントロールは学習者の尊厳を無視しててっとり早く目先の結果を出すための手法なのです。目先の結果は出るが、すぐにしぼんでしまう。また、次に誰かが飴と鞭でコントロールしないと動かなくなる。こんどはもっと美味しい飴と、もっと痛そうな鞭でもって。

ものやお金によるご褒美は論外です。

「この問題集を3回やったら偏差値がいくつ上がりますか」なんて聞いてくる生徒がいたら、そもそもそれまでの教育が失敗だったことを意味しています。問題集を3回やったら偏差値が確実に5上がる。そんな単純なことではないはずですよねえ、勉強っていうものは。「偏差値5上昇」という分かりやすいご褒美がないと努力さえできないとしたら深刻です。

達成目標を設定すると、その目標達成のために「いかに効率的に時間とエネルギーを用いるか」という発想になりかねません。要領よく、最小限のエネルギー投資で到達を達成する。それが、賢い振る舞い。言うまでもなく、そういう振る舞いをする人を否定するものではありません。それだけでは危ういと言いたいのです。

〇〇したら必ず〇〇になる。そんな発想だけで激動の未来を乗り切れるとは到底思えません。

「こんなに勉強やらせて、成績が上がらなかったらオレ怒るよ」

私は駆け出しの頃、教え子にこんなことを言わせてしまいました。
今の塾生はその生徒達のお子さんの世代になっています。

勉強するのは親のためではありません。
自分のためでもありません。
自分の属する社会のためです。
それ以外考えられないのです。
だって、人間ほど「社会的動物」はいないのですから。
人間は社会から切り離されては生きて行けません。

実は、そのあたりがかなり危うくなっている今の日本です。
だから、深刻なのです。直視せねばならないのですが。

プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

合格実績(2012年~2020年までの合計)前橋高校4名、前橋女子高校8名、高崎高校5名、高崎女子高校7名、群馬高専5名、渋川高校20名、渋川女子高校17名、高経附高校3名、前橋育英S4名(中学受験については初年度からの合計で中央中等8名、佐久長聖中8名それぞれ合格、大学受験については、群馬大、埼玉大、茨城大、信州大、新潟大、静岡大、早稲田大、慶応大、津田塾大、東京女子大、明治大、法政大、成城大、東洋大、獨協大等多数合格・詳細は下のホームページからどうぞ)

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