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先取り学習再考

先取り学習を再考する。

塾によっては現学年の二年先を先取り学習しているという。

先取りすることで、学校の授業に余裕をもって臨めるということらしい。

学校の授業は伝統的にシラバスという計画の通りに進められる。前回の授業での到達を確認して今日の授業があり、今日の授業にはそれなりの「山場」がある。指導案とはそうやって組み立てられるものだ。教育学部出身で教育実習も経験している私にとっては常識の範囲に入るだろうか。日本の学校の授業は伝統的にそうやって組み立てられてきている。今後も変わらないだろう。

二年も先取りして、その単元の「種明かし」が分かって授業に臨んでも、何の刺激もないだとう。授業の「山場」で経験するはずの感動がないのだ。授業に参加する醍醐味って何だ、と言いたい。

学校で習うことは、先人達が苦労して築き上げた学問のエッセンスをさらに生徒達に分かるように、教科書編集者が苦労に苦労を重ねて練り上げられてきたものだ。
個々の単元内容についてその是非が問われている部分のあることは承知している。しかし、それらは教科書として生徒達に教える内容としての評価が確定しているものだ。それを、授業計画を立てて学校の先生が授業として組み立て、山場(=感動)を設定しているものだったりする。だから、真剣に取り組み、先生の組み立てた計画に従って参加してこそ感動が生まれ、身に付くことにもなる。決して、授業の最初から「種明かし」が分かっていて、「余裕」で参加しているから良くわかり、感動するというものではない。

塾の先取り学習でやっているから、学校の授業は復習なんだという。そういう取り組み方があるのは認める。ただ、どうなんだろう。学校の授業に臨む上でのワクワク感、ドキドキ感、期待度などが薄れる危険性はないだろうか。学校の授業は生徒達と先生がともに「作って」ゆくものだ。何が起きるか分からない真剣勝負。決して予定調和的に「流れて」ゆくものではない。
先取りしているからと言って、学校の授業をなめてかかるなど論外だ。ちなみに、齊藤塾から前高、前女、高高、高女、高専に合格した人でそのような生徒は皆無だ。皆、学校の授業に真剣に取り組んでいる。

授業は真剣勝負。塾での学校でも。

このようなことを言う塾長は少数派だろう。それを承知であえて書いている。



今日、授業見学した生徒は即入塾となりました。クラスでも勉強もスポーツもリーダー的な生徒だとのこと。楽しみです。

13日(日)にも一部地域でチラシが入ります。ほんのわずかですが、夏期講習生募集中です。
プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

2019年合格実績
前橋高校1名、前橋女子高校1名、高崎高校2名、高崎女子高校2名、群馬高専2名、新潟大歯学部1名、中央中等1名(その他・過年度分は下のホームページからどうぞ)

* お問い合わせは下記問い合わせバナーからどうぞ。
* 齊藤塾ホームページへは下のリンクからどうぞ。

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