FC2ブログ

所属欲求

合格発表関係もあと少しとなったためでしょうか、アクセス数も減少気味のようです。
この期を見計らって温めておいた話題を忍ばせておきます。

マズローという人が人間の欲求を5段階に分けているようです。それなりに説得力があるのかな。

私は人間の「所属欲求」はもっと上位に置いてもよいかと思います。人間は一人では生きられないことは誰もが認める所でしょうが、現実味をもって捉えている人はどのくらいいるのでしょうか。

人は生まれた直後から家族の愛情に包まれて成長して行きます。この無条件に降り注がれる愛情に包まれることで、子供は不安にかられることがなくなるのでしょうね。安心できるところに所属している実感が持てて初めて勇気を持って外の厳しさに挑めます。母親が重要な役割を担っているのは当然ですが、今日は深入りしません。


私の反省を一つ。
厳しい塾へと路線変更した当初、「やる気ないなら塾を辞めろ。」を乱発したことがありました。やる気ある塾生への悪影響を考えての言葉でしたが、今では大いに反省しています。所属解除宣告がどれくらい人を傷つけるものか当時の私は分かっていませんでした。厳しい言葉はその厳しさレベルが高ければ高いほど、言葉を発した者の真剣さを表していると受け取ってもらえるものと勝手に信じていたようです。しかし、実際は生徒を傷つけただけで終わっていた。勉強でも部活でも厳し指導は必要です。ただ、突き放して所属集団から排除するような脅しは効果が薄いだけでなく、心に深刻な傷を負わせることになりかねません。

厳しい時代になってきて、会社でも「やる気ないのなら辞めてもいいんだよ。君の代わりなんていくらでもいるんだ。」などと言われている人も多いと聞きます。所属解除の脅しは社員のやる気を喚起するどころか、心を深く傷つけて簡単には立ち直れないほど落ち込ませていることに思いをはせて頂きたいと思います。

人は「所属」から外されると生きて行けないのです。だから、所属解除宣告は死活問題なのです。そして、その脅しを浴びた人は「なにくそ」と勇気を振り絞るどころか、生きて行けない不安におののくのです。

様々な年代で単身世帯が急増しています。時代の流れで仕方ないことなのでしょうが、単身といってもいつでも所属を確認できる程度の「おひとり様」が心の安定には良いのでしょうね。

今日は幼稚園の卒園式というものに参列して来ました。演出も素敵で、園児達が先生方や友達に育ててもらって成長してきているのだと実感でき、感動して帰ってきました。子供は社会の中でしか育たない。当たりまえのことを再確認させて頂きました。人は人に見守ってもらって育つ。

そういえば、ある私立高校の校長先生が「中学生は仲間に育ててもらっている」とおっしゃっていました。仲間がいて人は人になれるのですね。

だから、一番残酷ないじめは「仲間はずれ」です。

では、仲間に入れてもらってさえいれば幸せなのかというとそうではない。
「しがらみ」という問題が出てきます。
西洋でしがらみ社会から脱するために民主主義が発明された、と聞いたことがあります。本当なのでしょうか。

論点がぼけ始めたので、今日はこのへんで。お読み頂き、感謝します。






プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

齊藤塾合格実績・・・前高、前女、高高、高女、高専、渋高、渋女、高経附、佐久長聖中、中央中等、樹徳中、埼玉大、新潟大、群馬大、静岡大、高等工科他

* お問い合わせは下記問い合わせバナーからどうぞ。
* 齊藤塾ホームページへは下のリンクからどうぞ。

最新記事
齊藤塾へのお問い合わせ
齊藤塾ホームページ
月別アーカイブ
カテゴリ
QRコード
QR
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
最新コメント