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普通科


中学校での進路相談でも、漠然とした見通ししか立っていない生徒は、担任の先生に問い詰められた、という時代がかつてあった。「君はその高校で何に取り組むつもりなのか」と盛んに問い詰められた時代があったのだ。今ではそれほどでもなくなったようだが。生徒達は夏休みに盛んに高校見学、体験入学を繰り返し「慎重に」選んでいるいるから、問い詰める必要がなくなったのか。高校入学後の退学理由に、ミスマッチ以外にも様々なものがあることが分かってきたからなのか。

「モラトリアムの時代」とは言われなくなってきたようだ。決定先送り人生を揶揄する空気感も今はあまりないようだ。私は個人的には、日本社会の緩い将来決定システムは嫌いではない。ドイツのように人生の早い段階で方向性を決められてしまう社会は、若者にとっては可愛そうだと思っている。ある程度は「迷わせて」あげたいと思っている。

その迷うきっかけを作ってくれるのが受験だ。

限られた地域の限られた高校の中から選択することが求められる。どこかで腹を決めなければならない。しかも、実力をつけて合格が視界に入らなければ受験すらさせてもらえない。

大いに迷って欲しい。大いに苦しんで欲しい。
むしろ、安易に決めるようなことがあって欲しくない。

迷う中で「とりあえず普通科」はありだ。



さて、夏期講習も終盤にかかっている。

塾生達の真剣モードも最高潮。

夏休みは徹底的に追い込みをかける時期だ。
皆、それを分かっている。
塾の真剣モードを肌で感じて。
相乗効果学習塾。

咀嚼

咀嚼(そしゃく)
活字になった文字から情報を得て、考える。

これが学習の基本です。
動画や生授業の話し言葉で情報を得ることも重要ですが。
はやり、自分から主体的に活字を読みに行く。
これが学習の基本中の基本です。

そして、私達日本人は日本語で考えていますから、日本語を徹底的に鍛えておかなくてはダメです。
行きつ戻りつ、自分の日本語能力に合わせて読み進める。そして、考える。
私達の体の外から入って来たものは皆異物です。
食物であろうと、ウィルスであろうと、そして文字情報であろうと同じ。

それを私達は一旦取り込んで「処理」します。
文字情報の場合には、自分の理解力を駆使して、何とか取り込んでみます。このときに、今までの自分を構成していたもの達が違和感を感じたり、拒否反応を示したりします。自分の言葉で「翻訳」しなから何とか理解しようとするのですが、うまく行かなかったりして、ちょっと「苦しい」のですね。それと、新しい概念に出合い、馴染めない感覚に襲われて「宙ぶらりん」の気持ち悪い状態に陥ったりします。この時にどれくらい頑張れるかが勝負だと思っています。

苦しかったり、宙ぶらりんで気持ち悪かったりする。

ここで頑張る。

何を頑張るか。
理解しようと頑張る。論理を再構成しようと頑張る。考える。
考えるための道具は?
勿論、日本語です。

徹底的に論理を鍛えておくこと。
それは母国語で行われる。

それしかありません。

外から入ってきたものを、自分の言葉に翻訳しなおして理解する。鵜呑みではなくて、咀嚼する。
こんな作業の繰り返しで頭は鍛えられるし、新しい学習項目に挑戦する勇気も湧いてきます。

今日は「学習の幅」の話の再確認

学習の幅を広げることも、自立型学習塾の役目だと自負しています。

導入部分は極力学校に任せて塾では演習時間を多くとる。
さらに、教科書の範囲を逸脱してはいないのだが、初見では戸惑うような問題の演習量を増やす。
そんなことに気を配りながら日々の指導に当たっています。

あくまでも、入試問題を意識しながらの指導です。余談や雑談をしてしまっては時間がもったいないと思っています。受験生は1点差や2点差で人生が変わるかもしれないのですから。

入試の枠内でありながら、幅を十分に広げておく。

一見、これは矛盾のように思われるかもしれません。しかし、それくらい「教科書の範囲」というものは幅が広いものなのですね。

入試が終わった後で、大手塾の先生方の多くが「教科書レベルの良問」というコメントをされますよね。
あれは嘘ではないのです。私達の目から見れば教科書の範囲内です。当たり前ですね。
出題範囲はあくまでも教科書の範囲内と決まっているのですから。

ところが、実際に受験した生徒の感想としては「どうしてあれが教科書レベルなの?」となるのです。

教科書を何度も何度も読み返しただけでは解けない問題も多いのです。
もちろん、教科書を熟読するのは最低条件なのですが。

教科書の範囲を逸脱しない良問。
手ごたえ十分な教科書レベル問題。
これらの演習量の差がトップ校受験での合否の分かれ目になります。

教科書と入試問題のギャップ。

このギャップを埋めるのが齊藤塾のような自立型学習塾の仕事なのです。

本当の教科書レベルってこんなに深い。
本当の教科書レベルってこんなに広い。

これを体感させるのが自立型学習塾の仕事なのです。

難問の構造と習慣

基本問題を二つ組み合わせると難問になる。
三つ組み合わせると超難問になる。

難問の解説を理解できる生徒は二つの基本問題をあらかじめ理解できている人だ。
超難問を理解できる生徒は三つの基本問題を理解できている人だ。

図形の証明問題。

補助線を一本引いて解く問題はそこそこ難しい。
二本引いて解く問題はかなり難しい。

要素が複数になっただけで、問題の難易度は格段に上がるものだ。

高崎高校の前期試験。
よく練られた良問だと思う。出題者の意欲の表れともいえるだろう。
複数の要素を組み合わせて作られた難問だ。
各教科の知識だけでなく、それらを「柔軟に組み合わせる」力が試されている。総合問題が厄介なのは、出題内容の予想が出来ないこと。教科学習だけではなく、日ごろから新聞なども読む習慣をつけ時事問題に関心を持つ癖をつけておく必要がある。

日ごろニュースなどを見るときに、「もしこの話題で出題されたら自分はどのような解答をしようか」とすぐにイメージする癖をつけるだけでも良いトレーニングになる。その習慣の積み重ねが大きな力になる。

小論文、作文形式の問題についても同じ。

何かの話題が出たときに、このテーマで文章を書くとしたらどういう論点で書こうかとちょっとイメージするだけでもよい。そういう癖をつけること。それが公立高校の作文や中央中等の適性検査試験の対策にもなる。

地理が苦手な生徒は次のことを試して欲しい。

見えるところに地図を置いておく。
ニュースでとりあげられた地名をすぐに地図で探してみる。それだけで、地図に親しむことができる。また、そこが大切な場所のような感覚にもなる。日本でも世界でもその場所で人が生きているのだ。想像力を掻き立てられる。

どんな教科についても同じだが、一旦立ち止まって自分の頭で整理してみる。その話題を「大切に扱ってみる」といってもよいだろうか。
それだけで、見え方が違ってくる。

補助線を一本引くだけで図形の見え方が異なってくるように、立ち止まってその話題を大切にする視点を持つだけで、ものの見え方が変わってくる。
その習慣が高高の前期試験や中央中等の適性検査試験で、他の人よりも頭一つ出る解答が書ける下地になる。優秀な生徒が競う試験でも、きらっと光り採点者の目に留まる解答が書ける土台作りになる。



「猛省」! 前高

前高1年生のお母さんからコメントを頂きました。感謝いたします。

前高は「猛省」だそうです。

東大文系志望の学生が地方国立大学医学部に志望校変更したのではなく、「東大に受からなかった」のだそうです。前高自身が認めている。確かに、前高の国立大学医学部(医学科)合格者数が増えているわけではないのですね。他校と比較すれば多いのですが。

私も再反省です。調査不足でした。今度は前高が「東大ショック」になったということで決着です。

それにしても、前高生にもスマホ利用についての指導をせねばならない時代になったようですね。朝学習まで半強制せねばならないほど追い詰められていきた前高です。もうなりふり構っていられない。生徒の自主性などという「理想」を追っていては結果に結びつかない。

私が日々唱えている「自立」とは真逆な指導傾向が王者前高にまで及んできたかと思うと、コメントのしようがありません。悪い夢でも見ているのでしょうか。世の現実を見据える勇気を持てるまでしばらく時間を頂きたい気持ちです。

高高のように、生徒と先生が一つになって目標を見据えて戦い続けなければ結果は出ないようですね。

コメント有難うございました。このブログの読者と情報を共有したいと思います。

大学生の朝食を「大学PTA」の母親たちが世話焼く時代ですからね。何とも言えません。


話題は変わって。

今朝、近所の小学校の近くで熊の目撃情報がありました。
住宅も比較的多い地域ですので心配です。
小学校はもちろん集団下校となりました。

実は猿も多く目撃されているのです。
山に餌がないのでしょうか。

熊といえば吾妻渓谷で「クマの茶屋」を経営していた人は齊藤塾から歩いて5分のところの人でした。

吾妻渓谷にある「日本一短いトンネル」も最近話題になっていますよね。そのトンネルをくぐって何人かの生徒が通塾してくれています。

プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

齊藤塾合格実績・・・前高、前女、高高、高女、高専、渋高、渋女、高経附、佐久長聖中、中央中等、樹徳中、埼玉大、新潟大、群馬大、静岡大、高等工科他

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