無名の努力家達

スポーツでも常勝チームこそつらいものです。

勝って当たり前、と思われているからです。

見えないところでの努力。

これは、なかなか分かってもらえません。

だから、

外からは分からないところで努力していて、それが習慣化しているからこそ、本人さえもそれが努力だと意識しなくなる。

そんな人が最強なのは言うまでもありません。


無意識の努力家達。

そして、その大半は無名の人達。

そんな人達が社会を構成するとき、それは最強となる。

強い社会では、そんな無名の努力家達が要所で要石(かなめいし)のように踏ん張っている。


無名デザイナー

考えてみると、私達が購入している商品は、その一つ一つについて「誰かが」デザインしている。しかも、それをデザインしたのはその大半が「無名デザイナー」。世にその名前が知られているようなデザイナーってほんの一握り。ファッションデザイナーにしろ工業デザイナーにしろ、私達がその名前を挙げられるのはほんのわずかのはず。

いま手にしているこの商品も、誰かがデザインしたものだ。
その人の頭の中にあったものが形になったデザイン。

デザインしたのは無名の誰か。

メーカーの社員デザイナーかもしれない。小さなデザイン事務所の駆け出しデザイナーかもしれない。

そして、彼らの大半はその名前が世に出ることはない。

無名だが誇りをもって仕事をしている。自分のデザインした商品がどこかで使われているのを想像しながら。締め切りに追われ、通勤電車の中でも考え続けて完成させたデザインかもしれない。自慢のデザインを上司に一喝され、自宅に持ち帰って徹夜して描き直したデザインかもしれない。

私達は、そんなことに思いをはせることもなく使っている。

日本には中国や東南アジアで作られた商品が溢れている。
誰かがデザインしている。
誰かが作っている。

キャンペーンなどの時に景品をタダでもらう。
その景品も誰かが作っている。
どこかの誰かがデザインしている。

タダでもらった物。
それも誰かがデザインして、誰かが作っている。


子供の頃、母親の内職を手伝ったことがある。
子供服の刺繍用の下絵を写す仕事。
私が下絵を描いて、母が刺繍する。

「どんな子が着るんだろうねえ」などと会話しながら。

「自分はここにいる」

無視されることは、攻撃されること以上に残酷かもしれません。

無視されるということは、存在そのものが認められていないのですから。
攻撃の方は、存在を認めなければできません。

人はどこまで行っても社会的動物です。
社会での自分の位置が見えないと、人は自分の存在を確認できないのでしょう。
周りの「人の反応」を感じることで、初めて自分の存在を自覚できる。
社会での自分の役割が見えていることで、包まれているような安心感が得られる。
そして、心は落ち着く。

だから、無視以上に残酷な仕打ちはありません。

人は孤独が一番つらい。

通り魔的に無差別に人を傷つける犯罪は「叫び」かもしれません。
「自分はここにいる」という叫び。



さて、中間テストが気になる時期となりました。
中間テストのない塾生は、単元テスト対策に追われています。
中学生は各学年とも、理科が1単元終わりますね。
単元テストが予定されていない場合でも、そろそろテストがあるだろうと予想して準備を始めています。
慌てる必要のないように早めの準備です。



特権

日本社会における、何等かの特権的地位を獲得したいがために勉強し、偏差値の高い大学を目指す人も多いようだ。

特権獲得競争に勝利すれば、将来は安泰だ。
その人の将来構想は見通しの良いものとなり、予定が大きく狂うこともあまりないだろう。

ただ、

その人が魅力的かどうかは別問題だ。

その人の目が美しいかどうかも別問題だ。

競争に勝利した人は、社会の単なる歯車となるだけで終わる。
競争に敗北したはずの人が名を残す。

どうもそんなことも目立つ。

「よっしゃ! これでもう大丈夫だ」と安心すると成長が止まるということなのだろうか。

やはり、人は成功よりも失敗から多くを学ぶということなのだろう。

ある意味チャンス

学校の実力テストの返却が始まったようです。
上位順位の報告を受けました。予定通りですが。

さて、

なかなか景気も上向かず、若者達が将来に希望を見いだせない時代かもしれません。
そんな今の時代はある意味チャンスなんです。

バブルの頃のように皆が浮かれている時代では、人はラクすることばかり考えています。
要領よく「上手に」生きることばかりに関心を持ってしまいます。

でも、今は違います。

ラクな道がないことは誰の目にも明らか。
どこか自分の知らないところで、誰か要領の良い人がうまく生きている。
そんな可能性がないことは明白です。

だから、

迷わない。

地味に地道にコツコツと足元だけを見て前に進む。
そう、目の前のことだけに集中する。
自分の身近な人を大切にする。

昔の人なら当たりまえにやっていたことですね。
遠回りしたけど、皆それに気づけたのです。

気づけただけラッキー。
プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

齊藤塾合格実績・・・前高、前女、高高、高女、高専、渋高、渋女、高経附、佐久長聖中、中央中等、樹徳中、埼玉大、新潟大、群馬大、静岡大、高等工科他

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