「部活」問題

一部の国会議員達が、土日の部活を原則禁止とする提案をするようです。

「ブラック部活」などと言う言葉も散見されるようになってきました。
少し動きが出てきたことは歓迎したいと思います。

ある意味タブーだった問題。

話題にする、議論の俎上に載せるなどの動きが感じられるだけでも大きな「進歩」だと思っています。

先生方の多くが強制に近い形で部活の顧問を振り分けられ、プライベートは勿論、教材研究の時間も持てない。
どうもこれは事実のようです。教師の本来の仕事を後回しにしてまで部活の指導にエネルギーを割かねばならない。それで先生方が疲弊して行く。

いったいこの状況は誰のためになっているのだろうか。やはりこれはおかしいのではないか。
これを声に出して言える時代になってきたようですね。

部活の抱える問題に真正面から取り組みたい、と考える人が現れたのは歓迎したいと思います。

若い先生なのに顧問を持たないということはあり得ないという空気。
たぶん、そうなんでしょうね。

「顧問を持つのは強制ですか?」
と聞けば、
「強制じゃあないけど、昔から皆やっているし、今まで逃げた人はいない。誰かがやらねばならないのだし」
との返事が返ってくる。
そして、次には、
「部活っていいよ。生徒も顧問も成長できるんだ!オレもそうだった・・・」
みたいな、感動話にすり替わってくる。

最初から結論ありきの非論理的展開。

日本社会の縮図を見ているようです。

職員室ではこんな会話がなされていて、教室に入ると同じ先生がクティブラーニングを指導したりして・・・。

今日はこれ以上書きませんが。

今後の動向に注目です。
勿論、簡単には変わりませんよね。

部活で人生が変わった人も沢山います。
一生の友を得た人も数知れず。
勉強では得られない感動を経験した人も。
そして、部活を通して大きく成長できたと感じた人は相当な割合に及ぶはずです。
顧問の先生の献身的な取り組みなくしては得られなかったことでしょう。

そのことと、半強制参加(先生も生徒も)の問題は分けて議論すべきなのですが、どうもうまく行かないんですよね。

強制度も県によってバラバラだし。

非行防止効果を信じている人も多いでしょうね。

また、考察します。

勉強と部活の両立?

勉強と部活との両立。永遠のテーマ。

「部活をやっている生徒は集中力がある。」
そうかもしれない。部活をやることで集中力が養われる生徒もいるだろう。

「勉強ができる生徒は部活でも活躍している。」
そうかもしれない。勉強ができる生徒は要領もよく呑み込みが早いから、部活でも活躍できるのかもしれない。

「部活を途中でやめた生徒は結局その時間を無駄に過ごしているだけだ。だから、部活をやっている生徒の方が充実した学生生活を送っている。」
そうかもしれない。部活をやっていない時の2時間くらい何もしないで終わることが多い。その時間に部活をやれば充実した時間が持てるのかもしれない。

「勉強よりも部活で学ぶことの方が多い。先輩後輩の関係、顧問の先生や部員達との確執を乗り越えて信頼関係を築き上げる貴重な体験。悔しさも悲しさも、そして喜びも一緒に味わうことで一生の友人ができる。」
それもそうかもしれない。部活でなければ体験できないことは沢山あるだろう。

だから部活はやるべきなんだ、という考えの人も多いだろう。


私は違う。

私の考え。
部活はやっても良いしやらなくても良い。自由だ。

やりたければ部活をやればよい。
でも、「部活でしか得られないものがあるのだからやらなければいけない」と考えて気の進まない部活に時間を取られるのはいかがなものかと思う。

やりたければやれば良い。やりたくなければらやなくても良い。
それは自由なんだ。
勉強には「やらない」という選択肢はない。でも、部活にはそれがある。
いや、「本来、やらないという選択肢があるはずなんだが。」と言っておこう。

本来自由であるはずの部活参加が半強制的となっている学校が多い。
いかがかと思う。
やりたい部活があろうとなかろうといずれかに入部しなければならない、という「暗黙の掟」のある学校は多い。

学校側の思惑についてはここでは触れない。無意味だから。

生徒個人や保護者の方がその「掟」破りをするほどの勇気を持てない理由もわかる。部活は内申に影響するという面もないとは言えない。県大会で優勝でもすれば「学校によっては」プラスになることがあるから。
進学に不利にならないように形だけでも何かの部活に入る人もいる。

さまざまな大人からの情報に振り回されて自分のやりたいことを後回しにだけはして欲しくない。
今日、私が言いたいのはそれだけ。

やりたい部活がある人は参加して大いに頑張って欲しい。部活で得られるものは沢山ある。当然だ。
タダ同然で学校の施設を利用できて、指導までしてもらえる。体も心も鍛えられる。こんなチャンスはめったにないのだから。

でも、

やりたくない人が「掟」を気にしたり、進学で不利になるのを恐れたりして「無理して」やりたくもない部活をするのは時間がもったいないと思う。中高生は多感な時期。部活以外にも君が「生きる」ところは沢山ある。

「帰宅部」は恥ずかしいことではない。

部活で活躍している人が輝いていて、帰宅部の人は何か価値のない生き方をしている。そう考えないで欲しい。どちらでも良いのだから。
勿論、学校側とすれば部活で活躍してくれる人が多い方が嬉しいのかもしれない。でも、それと君という一人の人間が中高生という貴重な時期に部活をすべきかどうかということとは無関係だ。すべて学校の期待通りにする必要などない。勉強さえしっかりしていればあとは自由なのだ。

帰宅部をやっていて目立たなかった人が、社会に出てから活躍している例は沢山ある。そして、その逆の例も。

部活よりもやたいことがある人は是非それをやって欲しい。「もう十分やった。やり残したことはない。」と思えるくらい。

(1日中ゲームをする、というのはなしですよ。そういう意味にとらないで欲しい。)




今日も体験入学の生徒が来た。
地域に、私に期待してくれている人がいることを嬉しく思う。
期待に答えられるよう、身を引き締めてゆく。
プロフィール

齊藤塾塾長 齊藤茂

Author:齊藤塾塾長 齊藤茂
渋川高校卒業後、代々木ゼミナール(教務課)に3年半勤務。4年目の9月より浪人生活を送り、翌年4月に群馬大学教育学部に入学。卒業後、藤岡市、前橋市の大手進学塾にて前高、前女、高高、高女進学コース、附属中クラスなどを担当。平成9年に出身地の東吾妻町矢倉にて齊藤塾を開塾。以来トップ校受験生の指導にあたる。

齊藤塾合格実績・・・前高、前女、高高、高女、高専、渋高、渋女、高経附、佐久長聖中、中央中等、樹徳中、埼玉大、新潟大、群馬大、静岡大、高等工科他

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